単発性の円形脱毛症と違い、多発性の円形脱毛症は外観がかなり病的で、他人に与えるインパクトが強いものです。しかも、円形ハゲがあちこちにできているため、髪型で患部をごまかすことは不可能です。
このため、スカーフや帽子などでなんとかしてハゲの部分を隠したい、と考えるのは自然のなりゆきというものです。
私も人前ではなるべく帽子をかぶっているようにしましたが、時と場所によっては帽子を脱がなければならない社会的状況というものがあります。なるべく小さくて目立たない帽子をかぶっていても、やはりこれを脱がなければならない瞬間というものがあります。
たとえば、冠婚葬祭。また学校や職場など公の場でも、帽子を脱がないでいるわけにはいきません。もし万が一病気ということで帽子を脱がないで済んだとしても、帽子をかぶっていることで逆に目立ってしまうことが考えられます。つまり、帽子をかぶってハゲを隠せばいいという問題でもないわけで、なんともややこしい状況に置かれたものです。







