円形脱毛症は長引く病気なので、患っている間に職場が変わることもよくあります。私の場合も、職場を変えました。
職場を変えた場合、円形脱毛症を患っている人はキャラクターの選択を強いられることになります。つまり、「円形脱毛症を患っている人」、または「いつも帽子をかぶっている変な人」のどちらかです。
私は円形脱毛症で病的になった頭部を人々に見られることが嫌で、帽子をかぶっていることが当然の仕事、帽子がユニフォームの一部になっている仕事をわざわざ選ぶようにしていました。
「円形脱毛症を患っている人」というキャラクターを選んでしまった方がストレスもなく、病気のためにもよいことはわかっていますが、人間というものは弱いものです。
帽子を基準に仕事を選ぶなどとは普通の状況ではあり得ませんが、円形脱毛症患者にとってこれは切実な問題なのです。







