本を読むのが好きな人にとっては、読書の時間は心身ともにリラックスすることのできる貴重なひと時だと言ってもよいでしょう。ところが、です。この一見無害な読書も、実はストレスの原因となっていることが多いのです。
本を読むということは、目を酷使することです。白い紙の上の黒い模様をずっと目でなぞりつづけることは、予想以上に目に負担をかけていることと同じなのです。読書の後、目を閉じて目頭を軽くもんでみましょう。すると、目の奥に、なんともいえない重苦しい感じがするのがわかります。
目の奥とは、具体的に言うと脳にあたります。そう、読書をすることによって目は必要以上の刺激を受け、その刺激が疲労を引き起こし、これがさらに脳を刺激してストレスを起こすのです。
よく、寝る前に読書をする人がいますが、これが案外曲者です。本がおもしろいからといって、やめられずにあと1ページ、あと1ページと繰っているうちにとんでもない遅い時間になってしまった、という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。これなどは、目と脳に負担をかける見本のようなものです。
私たちは、もっと身体が受ける刺激に敏感にならなければなりません。執拗に読書をつづけると、気分が悪くなってくることさえあります。ちょっと目が疲れたな、と思ったら、さっさと本を閉じ、電気を消してゆっくり休む習慣を身につけなければなりません。







